森の景色 production notes
早いもので、この「星の鏡」シリーズも今回で10回目になりました。
まさか10回目まで続くとは自分でも思わなかったので、驚いています。
そして今回で前半が終了するという、きりのいい回になります。
次回からは後半。
早くもどうしようかと大まかな流れを考えています。
とってもまだ途中までなんですけどね(汗)
後半も10回で終わるのか?前半も入れて20回で終わるのか?
自分でも分かりません。
もしかしたら後半だけで20回行くかもしれません(^^::
それだけは避けたいですね・・・・・・。
年内に終わらせるのが目標ですから(でもそれもちょっと危ういかも)
前振りはここまでにしておいて、今回の「森の景色」についてですが
今回もTINÖRKS(ティノークス)の曲を使っています。
今回は彼らの曲の中でも一番長い曲、「Railnoscape」という曲です。
「Railnoscape」という言葉は、彼らが作った造語です。
「Rail」は列車、「no」は能勢。「scape」は「landscape」と一緒の意味で風景。
この曲は、能勢電鉄100周年を記念して作られたそうです。
フルートは汽笛、ギターはレールを走る列車。
聴いていて、列車の中で車窓から森や空、空を流れている大きな雲、そして地上に広がる
美しい景色を眺めながら、列車が進んでいくというイメージを持ちました。
今回の話の最初の部分は、曲のイメージ通りに進めました。
森の中を進む列車。
同じ景色で飽きてきたトイヴォが席を離れようとした途端
森を抜けて、大きな湖が現れるシーンがそれです。
ただ、実際書くとなるとやっぱり想像で書くよりも写真を見て書いた方がいいかなと思い
yahooで検索して、ある画像を見ながら湖のシーンを書きました。
本当はその写真をお見せしたいのですが、個人サイトのトップページに使われているため
これは著作権上まずいので、気になる方はyahooで検索してそれらしい写真を見てください。
確か「車窓から見える湖」で検索して見つけたのかな・・・・と思います。
なぜかyahooの検索履歴に載っていませんでした(^^::
ただ、今回が前半ラストだということを頭に入れているので
このままトイヴォとヴァロが列車の車窓から美しい景色を見て終わる。
そして無事に終点のセントアルベスクに到着する。
そんな平穏な展開で終わるはずがありません(^^::
話の展開上、曲のイメージを途中から崩すことが必要になりました。
崩すというか、変えていくというか・・・・・無視に近いですね、すみません。
前半は曲を聞きながらイメージして話を書く。
後半はそれを一切無視して、曲なしで話を書くことにしました。
そういうこともあり、今回は先に後半をどうするか考えました。
後半はイメージの元となる曲がないため、どんなトラブル、ハプニングにするか。
あるモンスターを登場させて、トイヴォとヴァロを襲わせる。
そこに1人の小人が現れて、2人を助ける。ということにしました。
書いてみたら、襲われる前に小人が現れて、助けてしまったんですけどね。
どんなモンスターにするかは、書くぎりぎりまで悩みました。
考えていくうちに話にあるモンスターに落ち着きました。
なので、ほとんど即興で書きました(^^::
影のような、得体のしれない、気味の悪いモンスター。
本当にこんなのがいたら恐ろしいですよね。
しかも去った後も後味が悪い。
本当はもっと後味を悪くしようかなとも思ったんですけど、そうすると話がまた
長くなるかもしれないので、止めました。
モンスターが出てくるのを決めると、後はその前をどうするか考えました。
列車といえば、目的地に向かって乗ってくる乗客はトイヴォとヴァロ以外にも当然いるので
その小人たちをどうするか考えて、モンスターが出てくる前にみんな列車を降りることに
しようと決めました。それで考えたのが森の中で働く小人たちです。
後半のモンスターが出てくるところはトイヴォとヴァロ、2人を助ける小人、運転手がいれば
いいので、それ以外は皆さん列車から降りてもらいました。
今回活躍したのは、何と言っても黒い帽子を被った小人、アレクシでしょう。
アレクシという名前は最後に出てきますが、書いている間は名前を全く考えておらず
次回にしようと思っていたんです。
でも、最後の最後につい「オレの名前は・・・・」と書いてしまったので
急遽名前を考えなければならなくなりました。
名前を考えるのに、実際はそんなに時間はかからなかったのでよかったです。
アレクシは後半も出てくるので、今からどう活躍させようか頭が痛いです(^^::
実は今回も後半に向けての伏線をいつくか作っています。
今回も前半にトイヴォが夢の中で、母親らしい姿を見て近くまで行くのですが
列車が急停止して突然目が覚めて終わりました。
そしてモンスターが出てくるのですが・・・・・・。
もしかしたらこのモンスターもある伏線なのかもしれません(^^::
今後このモンスターが出てくるのかは不明ですが(汗)展開上それは言えません。
今回のタイトル「森の景色」も話ができた後につけました。
最初は「森の影」にしようかと思っていたのですが、「森の影」はモンスターという
印象が強いのかなとも思って、最終的に「森の景色」にしました。
森の中を走っていく列車。
車窓から広がる森の木々や湖、空と雲。
森の中で働く小人たち。
森の暗い影に紛れて現れる不気味なモンスター。
それらを全部ひっくるめて、「森の景色」が合っているのかなと思いました。
今回は連休中に書くので、特に予定もないし、もっと早く書けるかなと思っていました。
実際には、早起きができず、昼から書き始めてしまったことが大きかったのですが
それ以外にもあるライブのYoutubeでの配信を2日連続で見てしまったりしたので
(これは本当に予想外でした)
前回と同じく、見直し、手直しして話ができたのは夜遅くになってしまいました。
これは今後の課題ですね(^^::
今回は前回、前々回と比べて短めですが、それは今までの内容が濃すぎたせいもあるんで
気にしないでください。
いつもこの長さだといいんですが・・・・・次回はまた後半最初ということもあって
内容は濃い目です。
また、長くなるんじゃないかと今から心配しています。
しかも、次回は来月の連休前の土日に書く予定なので、時間切れになって連休に延びないか
それも不安。連休は予定があるのでできればその前に終わりたいですね。
「星の鏡」シリーズの前半はこれで終了です。
ここまで見てくださった方々、ありがとうございました。
話はまだまだ発展途上ですが、後半も続いて見ていただければ幸いです。