雨宿り production notes
今回は久しぶりの短編です。
本当はしばらくの間、「星の鏡」シリーズに集中したかったのですが
ずっと同じ話を書いていると、たまには違うものも書きたいなと思ってしまって
今回、書いてみました。
また今回は珍しく、ちょっとしたラブストーリー?的な話を書いてみました。
と言っても、激しい展開があるわけでもなく、どちらかといえばこれから始まるラブストーリーみたいな
淡い展開にしてみました。
今までファンタジー的な話をずっと書いてきて、その前は推理ものの話にラブストーリーも入れたりした
ことがあるので、今回はある意味久しぶりのジャンルだったのですが、書いてみるとなかなか難しかったです。
今回使った曲は、TINÖRKS(ティノークス)ではありません。
これも今回、初めての試み。
あ、でも初めてではないですね(^^::
昨年夏に、TINÖRKS(ティノークス)とヴァンゲリス、.queさんの曲を使った短編を書きました。
複数の違うアーティストの曲を元に短編を書いたことはあるのですが、今回は1曲だけです。
今回使った曲は、Hitsuziさんの「Faraway」です。
HitsuziさんとはTwitterで初めて曲を聴いて、フォローしました。昨年だったかな。
それで彼が曲をTwitterに上げるたびに聴いていて、いつか彼の曲を元にした話を書いてみたい。
書こうと思っていました。
「Faraway」がTwitterにアップされたのは1カ月・・・・も経ってないか。
それを聴いて、ふと思いついて、試しにTwitterに書いてみたのが下記です。
急な夕立。
傘がない2人は、偶然見つけた洋館の屋根の下に入り込む。
薄暗い空を眺めながら、お互いの様子を見ている2人・・・・・。
印象的だったのが、雨と雷の音。
そして寄り添うように優しく響いているピアノの音。
雨の音、好きなんですよ。
小さい頃は雨の日は出かけられないし、濡れるのが嫌だったので嫌いだったんですけど
今は雨の音を聴いていて、なんだか心が落ち着くんです。
聴いていて、上記の他に思いついたのが、雨が降るのを見ながら、コーヒーを片手に部屋の中で過ごしている場面。
同時に2つの場面を思いついたので、両方うまく入れられないかなとも思っていました。
それが、ハヤトとミサキがカフェでコーヒーを飲みながら話をしている場面になりました。
話が少しそれましたが、上記をTwitterで書いてみたところ
Hitsuziさん本人から次の日に返事をいただきまして(^^::
2人が何を思っていたのか気になりますと書いてありました。
それなら、7月は後半まで時間あるし、書いてしまおうかということで
この短編を書くことにしました。
今回は長くするつもりはないので、1日で書けるだろうと思っていましたが
甘く見ていました(^^::
本当ならば書く1週間前にプロットを書くつもりでしたが、仕事が忙しくて平日は全くできずじまい。
書く当日になって、やっとプロットを書きました。
プロットは1時間くらいで書き上げて、さっそく書き始めました。
前半は意外とあっさり書けたので、本当に1日で終わるんじゃないかと思っていたのですが
後半で意外なところで戸惑ってしまいました。
洋館の内部は書いているうちに、地元から少し離れたところに大倉山記念館があるのですが
その記念館の内部を参考にしました。
と言っても、ほとんどそのままなんですけどね(^^:: 2階と1階にカフェがある以外は。
あと、洋館のカフェの中年女性ですが、書く前はもっと若い女性というか
20代、30代の女性にしようかと思ってました。
でも、書いてみるとちょっと図々しさが目立っているので、中年の女性がいいかなと変更しました。
中年の女性だとアドバイスしたくなる年代ですし、少し図々しくてもおばさんだからいいかなって思って(^^::
何かと世話を焼きそうなおばさんになりました。
あと、せっかくラブストーリーなんだから、手と手が触れ合うとか
ちょっとしたアクシデントで2人が抱きつくとか、キスしたりとかも入れようかなと思ったんですが
それだとちょっと強引すぎるかなと思って止めました。
お互い気になっているのに、普段あまり話をしない2人という設定ですから
最後にLINEを交換する程度でいいんじゃないかなと。
2人の展開はこれから始まるってことにしました。
だからといって続きは書きませんが(^^::
そのLINEのやり方も分からなくて、最後の最後にネットで調べたりして苦労しました。
あまりLINEって使わないんですよね。一応やってますけど。
友達によってメールとかFBのメッセンジャーとかいろいろなので(^^::
今の若い人ってみんなLINEなのかなあ。
久々に違うジャンルを書くのも、今回は手探りで書きましたけど、ある意味刺激になったのでよかったです。
それで・・・・ラブストーリーは今回で終わりではありません。
来月もひょっとしたら書くかもしれないです。今回とはまた別の話で。
次回はTINÖRKS(ティノークス)とあと2人のアーティストを入れて、昨年と同じような感じでやってみようと思います。
次回はどうなるんだろう(^^::
その前に、「星の鏡」シリーズもあるのでよろしくお願いします。