タハティリンナ production notes



今回で17回目の「星の鏡」シリーズ。
もうそろそろ最終回あたりをどうするか考え始めていますが
その前をどうするかはまだ不透明なところがあって、苦しくなっています(汗)



まだ何回で終わるかというのも、全く決めていません。
こればかりはもう、あえて何回で終わりにするって決めない方がいいんじゃないかと思っています。
その方がプレッシャー抱えなくて済むし、いくらか気が楽です。



とは言っても、今自分の頭の中にある大まかな展開の流れは決まっているので
細かいことはころころ変わるかもしれませんが、大きくはずれない限りはいいかなと思っています。



今回は先に、今回使った曲の話をします。
今回もTINÖRKS(ティノークス)のアルバム、今回は「Sinfonia」からの曲で「レチクルの彼方」を
使っています。
この「レチクルの彼方」は私が創作活動を再開した時に使った曲でもあります。
「星の鏡」シリーズで使おうと思い、今回使いました。



この曲を聴いていて浮かんできたのは幻想感と浮遊感。
この2つをイメージさせるものとして、タハティリンナのとある部屋を書こうと思いました。
それが、本編に出てきたユリウスとトイヴォが話をするあの部屋です。
本当であれば、部屋でなくてもタハティリンナの大庭園から見える夜の星空のシーンを書けば
よかったのですが、いや・・・・本当は書こうかどうするかかなり迷ったのですが。
星空がきれいだなっていうくらいの話で終わらせるのであれば、あまり意味はないのかなと思って止めました。
それに、当分の間は彼らはタハティリンナに留まるので、夜空のシーンはまだ書けるかなとも
思っているので、書けるのであればまた次回に書こうかなと思っています。



今回もプロットはすんなり書けた方なのですが、予想外のことが今回も起こりました。
今回の話は前回と同様、3日で書けたのですが、最終日にそれは起こりました。



プロットだと2行で終わりのシーンが、実際は50倍になってしまいました(^^::
「やられたらやり返す。100倍返しだ!!」じゃないですが(汗)
プロットを書いている段階ではなかったシーンが、書いているうちに追加になってました。



それは大庭園でのユリウスとエリアス、トイヴォとの格闘シーンです。
よりによって一番苦手なシーンです。
プロットの段階では、格闘シーンはなくて、エリアスとトイヴォが木の棒で戦う練習というか
修行しているシーンで、それをつまらなさそうに見ているヴァロがある男に声をかけられて
一緒に部屋に移動するところで終わる・・・・つもりでした。
それが書いているうちに、ユリウスとエリアスが戦うシーンになってしまいました。



ユリウスはタハティリンナの代表です。
タハティリンナは本編を読んでお分かりの通り、優れた技術を持つ人達が修行のために集まる場所。
その代表であるユリウスは、どれだけの技術があるのか?
気になる人がいるんじゃないかなと思って、エリアスとの格闘シーンを入れてみました。
それに、格闘シーンがないと、今回全体的におとなしい感じなのかなとも思ったので。



ユリウスという名前は、前回ぐらい・・・・前々回だったかな?
この「星の鏡」シリーズに出てくる人の名前はほとんどフィンランド語から取っていると書きました。
今回もフィンランド語の人の名前一覧にありましたので、使いました。
ユリウスというと、ジュリアス=シーザーを連想する方ももしかしたらいるかと思いますが
全く関係ありません。
本当は最後にヴァロと話した男も、名前を決めていましたが今回は書きませんでした。
次回かその次にでも出てくると思います。



今回、トイヴォ達はアレクシとレンニの2人と別れてしまいましたが
この2人は今後もちらほらと出てくる予定ですので、楽しみにしておいてください。



前回は「夢をあきらめないこと」について話をしました。
自分があきらめずに最後まで頑張れば、夢は叶う。そういう話をしたと思います。
今回は、その「夢」や「目標」に向かって、自分は何ができるんだろうという話です。



今回、ユリウスはエリアスとトイヴォにいろんなことを試しました。
まずは1人ずつ話をして、それぞれが何をしたいのかを理解し
次に、それぞれの目標に向かって、今どれだけの技術があるのかを試しました。



トイヴォとエリアスの考えと技術力を理解したユリウスは今後どうしていくのか。
当然2人のサポートをしていくだろうと思います。
(ヴァロはどうなのか?というのは今はあえて書きません)



先日、私はとある研修を受けて来ました。
会社から受講するように言われたので、渋々受けたのですが
内容が意外にも面白くて興味を持ちました。



それが今回の話につながっています。
それは、今後寿命が長くなり、働き方もこのコロナによって変わっていくだろう。
今後は定年まで会社にいて、その後は年金で生活していく・・・という
ライフスタイルでは生きていけないだろうと言われています。
なので、定年前の今のうちから今後どうしていきたいのか、どうやって生活をしていくのか
キャリアデザインをしてみようという研修内容でした。



私ももうそろそろそういう世代なので、薄々気になっていました(^^::
研修の具体的な内容を書くと、バレてしまうのでざっと大まかに書くと
自分の尊敬する人(師匠)を決めて、その人の分析をしていく。
次に自分自身を分析し、師匠と比べて自分に足りないところを書き出していく。
その足りないところを埋めていくにはどうすればいいのか書き出していく。ということです。



メジャーリーガーで活躍している大谷翔平さんが上記を実行していたということで有名な方法だそうです。
実際やってみて、あ、面白いなと思いました。
この方法、仕事でも当てはめてやってみるといいかもしれないとも思いました。



参加者が意外と若い人が多くて驚きました。
ほとんどが20代後半から30代前半。
話をしていて、仕事で手一杯でなかなか自分の好きなことが見つからないって言っていました。
今の若い人って、夢がないって言われてますけれど、本当にそうなんだなって実感した瞬間でした(^^::
趣味がないとも言っていましたからね・・・・・・。



でも、一方で夢を見つけて追いかけている人もたくさんいます。
そういう人は見えないところで苦労もしていますが、見ていて頑張っているなと思います。
好きなことがあるから頑張れる。
目指す目標があるから頑張れる。
そのためには苦しくて辛いことも乗り切っていける・・・・?と思います。



話がそれてしまいましたが、あなたは目指す夢や目標はありますか?
そのために自分ができることをやっていますか?
何もないというのであれば、どんな小さいことでもいいので探してみませんか?
自分の弱いところを克服して自信につなげたくありませんか?



今回はそういうお話でした。



伝説の剣を手に入れるのは、なかなか容易ではないと知ったトイヴォとエリアス。
大きく立ちはだかる障害を今後どう乗り越え、伝説の剣を手に入れられるのでしょうか。
それはまた次回のお楽しみです。