雪の日の訪問者 production notes
今回18回目の「星の鏡」シリーズ。
我ながら、よくこんなに長く続いているなと思っています。
書き始めてもう2年目を過ぎていますが、こんなに長期間書き続けたことは一度もありません。
小学生から大学生の頃まで、推理小説を書いていました。
当時はまだPCを持っていなくて、A4サイズのノートに書いていました。
今も大事にとっていますが、その頃の作品は全く話になっていなくて(汗)
特に小学生とか中学生の頃の作品を見ると、セリフがほとんどで話になってないっていうほど
ひどいものでした。
大学生くらいになってからはさすがにマシになってきて、今読み返しても「こんな話書いてたんだ」って
自分で感心するくらいしっかりした話になってましたね。自分で言うのも何ですが。
大学生の頃はお金はなかったけど、時間はたっぷり有り余っていたので
プロットを考える時間は十分にありました。
当時はプロットはいつでも書けるように、小さいノートを持ち歩いていて、ネタが浮かんでくると
書いていましたね。しかも1ページごとのプロットを書いていました。自分でもびっくりするくらい細かい。
当時は書く前に事前に「今回は100ページ分の作品を書くぞ」って決めてから書いていたので
ページごとにプロットを書かないと、きっちり終わらないってことでやってましたね。
今はそんなこととてもじゃないけど、できません(^^::
でも事前にページ数を決めてから書いていたせいで、無駄な話を書いてたりとかして
その結果、話が長すぎてあまり面白くなかったりっていうことがありました。
そんなに遠回りしなくても・・・・・みたいな。
中にはいい作品もありましたけど、ほとんどが話が長すぎてちょっと・・・・っていう感じでしたね。
そのうち社会人になって、創作活動に時間をなかなか裂けなくなってきて止めてしまったのですが
また再開してるっていうのは、やっぱり創作するのが好きだからなんでしょうね。
また話が最初から脱線してしまいました。
今回は、もう作品を見た方はお気づきかもしれませんが、トイヴォ達が出てきていません。
主人公が一度も出てこない話っていうのを今回やってみたかったので、やってみました。
これはムーミンの作家、トーベ・ヤンソンさんの作品「ムーミン谷の11月」の話を参考にしました。
この話も、ムーミン達が出てこない作品です。
要するに、真似したかっただけですね(^^::
今回の話は、トイヴォ達がタハティリンナに行っている間、セントアルベスクで何が起こっているのかを
メインに書いているのですが、最初のアレクシが小人の町へと旅立つシーンは以前から考えていましたので
今回書いてみました。
途中、雪崩で列車が止まり、アレクシはセントアルベスクに戻らざるを得なくなるのですが、列車が止まる
原因を最初考えてなくて、書いている流れで雪崩にしようかと思って雪崩にしました。
その次はどうしようかなとかなり悩みました。
男装したオリヴィアを今回登場させるのはいいのですが、どの時点で登場させるのか。
最初はソフィアがヴィルホに襲われている途中でいきなり登場させた方が、ある意味サプライズになって
いいんじゃないかなと考えていたのですが、それだと後で説明が大変なことになるので
先にオリヴィアを登場させて、ソフィアが城に入ってヴィルホと部屋に入るところをオリヴィアが見たところで
この2人を合流させようという流れになりました。
今回、久しぶりの登場となったヴィルホ。
今回はおとなしめでしたが、今後どんなキャラにするか非常に迷っている?キャラでもあります。
悪役なんだからもっと強引にソフィアに迫ってもよかったんじゃないかとも思ってるのですが
どうせすぐオリヴィアにやられてしまうので、今回は控えめにしました。
ヴィルホに関しては色々と考えているところもあるのですが、今後の課題のひとつですね。
今回、非常に苦労して時間をかけたのがソフィアがヴィルホに襲われた後の展開。
今回はプロットを作った段階では、なかなか最後が決められなくて全くの白紙のまま書き始めました。
料理長夫妻とその息子の名前を考えていなかったので、その辺りも苦労しました。
最初は名前なしでいこうかとも思ったのですが、今後の展開を考えるともしかしたら今後も出てくることに
なるんじゃないかなと思って、名前を急遽考えることに・・・・・。
ソフィアが小さい頃からお世話になっている、城内での唯一の頼りになる存在。
今後、いろんなところで活躍・・・・?させたいなと考えてます。
その後、湖にいる白鳥が人間に戻っていくのをオリヴィアが驚きながら見ている場面で
今回終わりにしようかなとも考えてましたが、どうしてもアレクシとオリヴィアを会わせたくて
もう少し書くことにしました。
そのおかげで最後まで時間がかかったのですが・・・・・なんとか合流するところまで持ってきました。
合流するまでがとても長かったです。
今回色々と盛りだくさん過ぎたからっていうのもあるのですが(^^::
だんだんと話が最終回になっていくにつれて、内容も盛りだくさんになっていくと思うので
今からちょっと考えていかないといけないなと思いました。
色々と考えているのですが、書くとなると頭が痛くなりそうです(^^::
考えては疑問が生まれてきて、こんなので本当にいいのかなって思うところもあるし
だから創作っていうのは面倒なんですけど、面白いですね(何を言ってるんだか)
でも、ただ自分が難しく考えているだけなのかもしれないなー。
今回の曲は、TINÖRKS(ティノークス)の「sansui」を使っています。
この曲、約7分ぐらいの長い曲なのですが、聴いていて思ったのがまず雪でした。
雪が降る田舎町。山や道に降り積もる雪。雪の中を生きている人々。
そこから今回の話につなげてみました。
雪が降る中、アレクシ、ソフィア、そしてセントアルベスクにトイヴォを探しにやってきたオリヴィア。
そしてセントアルベスクとソフィアを自分のものにしようと企むヴィルホ。
今後どんな展開になっていくのかは・・・・・今考えています(^^::
最後に他人に頼るばかりではなく、自分の力でできることをやってみようと言ったオリヴィア。
今後オリヴィア達はどうなっていくのでしょうか。
そして、タハティリンナにいるトイヴォ達はどうなっていくのでしょうか。
次回、トイヴォ達は登場するのでしょうか(^^::
それはまだ、誰にも分かりません。私も分かりませんから(おいおい)
そういうことで、次回もお楽しみに。