Farewell prodution notes
寒かったり暖かったりですが、いかがお過ごしでしょうか。
3月になり、東京も桜が咲きましたね。
だんだんと、確実に春がやってきています。
今回の話ですが、3月ということでまず浮かんでくるのは卒業。
日本では3月といえば卒業シーズンですね。
先日も外を歩いていたら、近所の保育園の前でお子さんとその親が写真を撮っていました。
ちょうど卒園式だったようで、保育園の前はにぎやかでした。
卒業をテーマに短編を書こうと思っていたわけではないのですが
[.que]さんの曲で、卒業っていうイメージではないですが、春っぽいというか
卒業して、それぞれがまた新しいところへ旅立って行くっていうイメージのものがありました。
それが今回使った曲、「Teardrops」です。
この曲を初めて聴いた時、確か初夏だったような気がしたのですが、春っぽくて、新しい風が吹いていくような
新しい生活に向かって旅立っていく、そんなイメージを持ちました。
この曲は歌詞がついていて、女性ボーカリストが歌っているのですが、歌詞は上に書いたような感じではないです。
なので、自分が感じたイメージと歌詞とは全くのミスマッチなのですが、そこは無視しました(^^::
ということでイメージを基に書いた話です。
最初は高校の卒業式から書いて行こうかなと思ったのですが、それは外しました。
書こうとして最初に浮かんできたのは、主人公サクラが1人で部屋にいるシーン。
そこから書いていったので、卒業式でのシーンは間に挟もうと思っていました。
でも、そうすると話が長くなってしまうのではないか?と思い、卒業式でのシーンも書きませんでした。
卒業がメインの話であれば書きますが、今回はそうじゃないなと思ったので、あえて外しました。
今回は卒業式でちょっとした事からサクラと翔太が別れてしまい
翔太がアメリカに旅立つ日、クラスメイトの結衣と拓也が間に入りながら
2人の仲が修復されていくっていうお話。
卒業式ってどんな思い出がありますか?
私は特にこれといった思い出はないのですが、高校の卒業式当日に同じクラスで付き合っていた男女が
別れたっていうのにびっくりしました(^^::
それまでは見た感じ、仲いいなと思っていたので、一体急にどうしたんだろうって思ってしまいました。
2人が激しく言い合いしてるってのも偶然目撃してしまいましたし(^^::
何があったんだろう?って感じで。
ちなみにその男女とも、私は別に友達だったってわけではなかったので、あまり気にしてないです。
ちなみに高校時代の友達とは今はコロナ禍で随分会ってないですが、コロナ前は結構会ってました。
今は落ち着いてきてはいますが、早く終息して欲しいですね。
横にそれてしまいましたが、卒業式に別れたっていう方ももしかしたらいるのではないでしょうか。
当時は辛くても、今となればいい思い出・・・・・?かもしれませんね(でもないか)
本題に戻します。
主人公のサクラと翔太が卒業式の時に別れる事になったのは、前述した私の高校時代の卒業式の思い出から
思いついたと言っても過言ではないですが(違う)(^^::
翔太がアメリカに行く事を卒業式当日に話して、サクラが翔太と一緒に居られなくなると動揺してしまって
その場を離れてしまったのが原因ですね。
そんな大事な事をなぜ、卒業式当日になってから言うんだって、サクラ側からしたらひどい話ですよね。
ラインをブロックされても仕方がないですよね。
空港での拓也の機転で、拓也のラインからアメリカへ行く経緯を送った翔太。
それを見たサクラはやっぱり会いたいと、急いで空港へ行って、翔太と再会。
日本に戻ったらまた会うことを約束して、翔太はアメリカへ旅立ちました。
今回、翔太を不器用な男性にしようと思っていました。
アメリカに行く事は前から決まっていたのに、サクラの事を思った翔太はぎりぎりまで言えなかった。
卒業式当日になり、話した事でかえってサクラを悲しませることになってしまった。
拓也のラインからですが、経緯をサクラに送ったことでうまくリカバリーして
サクラを空港に呼び寄せて、言葉ではなく、行動でサクラへの愛を見せたっていうのは自分でもよく思いついたなと。
でもやっぱり愛情表現は少し足りなかったかな・・・・・。
でも、空港でサクラを抱きしめて、キスまでして、さらに「好き」とか「愛してる」とかまで言わせてしまうと
かえってうざくなるかなと(^^::
そこまでやってしまうと不器用な男ではなく、ただのうざい男になってしまうんじゃないかと思って
あえて行動だけにしました。
でも、多くの人が行き交う空港で抱き合ってキスするなんて、大胆ですね。
若い人とか海外の人達はやってるからいいのか(^^::
ちなみに翔太がアメリカに行く理由っていうのも、私のある思い出がベースになっています。
中学の時、当時の中学校に馴染めず、登校拒否をしていました。
困った親が教育委員会に相談した結果、とある中学の特別学級に通うことになりました。
その時に知り合った1つ上の女性がいました。
その女性は途中で特別学級にも来なくなってしまいましたが、卒業論文でアメリカに留学すると書いてありました。
アメリカに叔母がいて、両親が叔母に相談したところ、叔母がそれならアメリカに来たら?ということになったそうです。
今、その方は何をしているのかは分かりませんが、元気で生活していればいいなと思っています。
長い人生の上で、卒業は誰もが経験する通り道かもしれません。
でも卒業した事で感じた事や経験した事は、人それぞれ。全く同じ事はありません。
これから続いて行く人生も、他の人と全く同じという事はありません。
自分の人生は、自分だけのものです。
今世界は大変な危機に脅かされていますが、どうなるのかはそれぞれの行動にかかっています。
神のみぞ知るではありません。自分の行動によって自分の未来が決まるのです。
とまたどえらい事を書いてしまいました(^^::
来月は4月ですが、今度は入学式をテーマにした話は書きません。
今回と同じような感じになってしまうので、あえて避けます。
4月は[.que]さんの初期の作品から書こうと思います。
今まではどちらかといえば最近の曲ばかりでしたので、初期の曲から書いてみたいと思います。
そもそも[.que]さんの初期の曲を聴いてファンになったので、そこから書いてみたいっていうのはあります。
ミステリー作品も書きたいですが、それはやっぱり短編では難しいので年内はないかな・・・・・・。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに。