希望と絶望の狭間で prodution notes



ここ最近蒸し暑くなってきましたね。
夜も蒸し暑くて寝られないくらいになってきました。
一方外に出ると、平日休日にもかかわらず出かける人が多くなってきましたね。
コロナが落ち着いているのもありますが、またコロナ前の休日の、あの人ゴミの中を出かけるのかと思うと
少しうっとうしくなるのは私だけでしょうか(^^::
さらに海外からの観光客もどんどん入れるということで、それを期待しているところもあるんでしょうけれど
またあちこちの観光地で外国人だらけになると思うと今から憂鬱になります。
日本はまたインバウンドを頼っている。コロナ禍でかなり痛い目を見ているのに喉元過ぎれば何とやらですね。
政府は感染症対策はもちろん、今のうちにインバウンド対策もして欲しいものです。



とまあ、最初から批判的なところから始まりましたが。
ここ最近いろんなことがありストレスが溜まっていると思ってください(^^::



今回は前回の続きです。
本当であれば、今回で終わりにしたかったのですが、無理に終わらせることもできたのですが
そうすると話が長くなりそうで、読者にかなりの時間と負担がかかりそうなので止めました。
この話は次回まで続きます。



今回の曲ですが、前回と同じ[.que]さんの「haze」ともう1曲の2曲で書きました。
もう1曲と言っても最後の方のみ使っているので、曲紹介は次回とさせていただきます。
これも[.que]さんの名曲の1曲じゃないかなと思っています。



前回はサラがバイクから落ちたところで終わりましたが、その続きからです。
サラは自分でなんとかしようと、靴についているボタンを押して浮力エンジンを起動しようとします。
どうやってサラをこの危機から救い出すか。まずそこをかなり考えました。
未来の話ですので、実は背中に軽量の鉄の羽根らしきものを背負っていて、何かあった時にすぐ羽根を広げて飛べるようにするとかも
考えたのですが、落ちていく途中で羽根を広げられるのか?という疑問が浮かび却下(^^::
靴の浮力エンジンで体を浮かせるということに落ち着きました。
でも、最初は浮力エンジンではなくてジェットエンジンでしたが(^^::
昔鉄腕アトムのアニメを見た人は分かると思いますが、ああいう感じです。あれが靴底にあるっていう設定。
でも、それが作動せず地面に落ちるところで辛うじてルーカス達が乗ったバイクに救われるということにしました。
エンジンっていつもうまく作動するわけではないですからね。
でも、ジェットエンジンにしろ、浮力エンジンにしろ、なんか考え方が昭和だなあ・・・・・(^^::



その後、小屋でエリック達のバイクを見つけ、ルーカスとサラは中に入って行く訳ですが
ここからが今回Twitterで予告?していたダークサイドモードで書いたシーンになります。
エリックと運び屋のボスが依頼金で揉め、なかなか折り合いがつかない中、ボスがお金があるという証拠を見せろと言い出します。
そこから始まる裏切りと殺人の連鎖(^^::



まずケビンとエリックの内輪揉めから。
ケビンは実は施設関係者でスパイだったっていうのは誰が予想したでしょうか?
実は前回書き始めてから、誰か1人裏切者にしようと考えていました。
(前回早々に1人は殺されてしまいましたので、候補者はケビンしかいなかったのですが)
そこでエリックがどうやって資金を調達したのかも明らかになります。
書き始めは資金調達をどうするか考えていなかったのですが、話の流れで施設の口座から不正にエリックの口座へ資金を流すという
ことにしました。
そうなると、エリックも犯罪者ですね・・・・・。



そしてケビンがエリックを殺したところで、兵士達がやって来るのですが
ここでまたケビンが兵士達に殺されるとは誰が予想したでしょうか?
施設側のスパイですので、兵士達にとっては味方なのですが、いったん施設の外に出た以上は生かす訳にはいかないという
施設側の意図が感じられるところです。
それにケビンは運び屋の数人と接触しているので、もしかしたら施設側にとっては都合の悪いことを話しているかもしれない。
一緒にいた運び屋のボスは逃げている訳ですから、そこから施設の情報が洩れるかもしれない。
小屋ごと破壊しろと言ったのはケビンですが、兵士達はケビンを殺した後爆弾を仕掛けるわけです。証拠隠滅を図る訳ですね。
そして小屋を爆破して、兵士達は去っていくという流れです。



ここまでの流れで、ある国のことを思わざるを得ないと思います。
裏切者は一切容赦しない。どこまでも追いつめて最後は殺す。
証拠は一切残さない。完全犯罪ってやつですね。
表面上は穏やかでも、実は内面は・・・・・みたいな(^^:: 恐ろしいですね。



その一方で、別の部屋にいたルーカスとサラ。
そして運び屋の連中の2人、アルマスとロビンの動きが絡んで来る訳です。
ケビンが殺されて、兵士達が爆弾を仕掛けて爆破するまでの間、この4人をどう動かすか。
どうやってルーカスとサラを爆弾の危機から救い出すのか。
どのタイミングで小屋が爆発するのか。
これはかなり考えました。
結果、昭和のある刑事ドラマでよくある展開になってしまいましたが(^^::
ここでも昭和チックになってしまった感があります。



でも、未来の話でも歴史は繰り返すんですから、まあいいんじゃないかと思ってます。
実際の話、21世紀はもう戦争はないだろうと思っていたら、現在あちこちの国で起こっている訳ですし。
国内でも最近若い人の間でレコードが流行っていたり、昭和レトロという言葉も聞きます。
流行も何十年かすると繰り返すんですよね。そのままの形ではなく多少バージョンアップされた形で。
この流れはもう変わらないんじゃないかなと思っています。



ルーカスとサラを救い出し、アルマスは2人に小屋で何があったのかを話します。
そして再びロビンと合流し、ロビンからボスが無事であること、そして予備の燃料を渡して
ロビンは帰ってしまいます。
ここでボスが小屋からどうやって逃げたのかが明らかになるのですが、これはあまり考えず、すぐ思いつきました。
小型の瞬間移動装置を装着していて、いつ逃げたかまでは書いていないのですが、ヒントというか・・・・・・。
無事に逃げたっぽいセリフを書いています。探してください。すぐ分かるはずです。
瞬間移動装置は昔見たアニメ「エスパー魔美」を参考にしました。
このアニメを見た人なら分かりますが、魔美が瞬間移動する時って小さいタブレットのようなものを自分に向けて
タブレットから出て来るカプセルのようなものを自分に当てて移動するのですが、ある程度の距離までしか移動できないんです。
だから遠距離移動は何度もカプセルを使わなければならないっていう・・・・(^^:: 
もっとスムーズに移動できるようにできなかったのかなとつっこみたくなりますが、そこはアニメですからね。



アルマス達が何度も瞬間移動したり消えたりする状況に茫然とするルーカスとサラ。
アルマスはそれを察し、自分達は未来から来たことを明かします。
ここでエリックは未来から来た人間で、エリックからの依頼で来たのかっていう疑問が湧きますが
エリックが未来から来たという設定にすると、もっとスムーズに逃げられたんじゃないか?っていう疑問が出てきますし
そもそも施設から外に出なくても、施設の中から瞬間移動できるので逃亡劇にならないんじゃないかと思ったので止めました。



ここまで書いてきて気が付いたのですが、参考にしたものってみんな昭和のものですね(^^::
平成のものといえば何でしょう?あまり思いつかないですね。
それだけ昭和っていう時代が印象深い時代だったのかもしれません。



燃料を補給し、最後の賭けに出るアルマス達。
無事にタイムスリップし、ルーカスとサラを無事に送り届けることができるのでしょうか。
次回が今度こそ最後です。



それと、秋から半年くらいシリーズ物を書こうかと計画中です。
「星の鏡」シリーズとは全く別のものですが、今度は長くならないようにしたいと思います。
たぶん10月からになると思います。
「星の鏡」の続編は全く考えていませんが、番外編は書こうとは思ってますので気長にお待ちください。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。