新たなる未来 production notes
連休も終わってすっかり通常に戻りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は連休中はこの話を書いたり、気になっていたお店に行ったり、部屋の掃除をしたりしてました。
旅行とか遠出とかはしなかったですね、どこに行っても人だらけですしね。
渋谷や横浜にも人がいっぱいだろうと思って、避けてましたね(^^::
お子さん連れの家族は子供のために仕方なく出かけているって方もいると思いますが
新型コロナがなくなったわけではないので、気を付けながら連休を楽しんだのではないでしょうかね。
今回はようやく最終回となりました。
予想していたよりも短めの終わり方になってしまいましたが、無事に終わりました。
6ヶ月の予定が8ヶ月になってしまいました。
きっちりと終わることができなかったっていうのがこれからの課題かな。
もう少し全体的に話の展開をみっちり詰めておかないとダメだなと思いました。
今回、中野テルヲさんの「虹をみた」で中編を書いてみましたが
ある程度の期間で同じ曲で書くっていうのはさすがに難しいなとも思いました。
中盤くらいからだんだん曲のイメージがズレていって、最後まで修正がきかなかったですね(^^::
それはそれで失敗だったのですが、それでも面白い話にはなったのかなと思います。
ズレていった原因はやっぱりあの白髪の男性が出てきた辺りからですかね(^^::
後半はすっかり白髪の男性がメインになっているような感じになってしまったのですが
でも最後の演説シーンは前半書いてる段階から書こうと思っていたので・・・・。
そんな存在感のあった白髪の男性ですが、ここで前回書かなかったミドルネームのモデルを書きます。
ジュール・進一・フィッツジェラルドの最初と最後は前回書いてるので、まだ見てない人は前回のを
見てください。
進一という名前ですが、モデルの名前はそのまま使っていません。
なので森進一さんとか、アニメの「名探偵コナン」の工藤新一の新一を変えたんじゃないかって思う方も
いるのではないかと思いますが、全く違います(^^::
今回の曲、中野テルヲさんに関わっている人物と言えば分かると思います。
前回の白髪の男性のセリフで「ごきげんよう」と言う方といえば・・・・・・
もうお分かりですよね、平沢進さんです。
平沢さんをモデルにしたのは初めてでした。
今回の演説シーンで「平沢さん、こんなこと言わないよな・・・・」と思いながらも書きましたが(^^::
あの人、お茶目なところもありますよね。
平沢さんだったら、時間を止めることもできるんじゃないかって思います。
別の時代にも、別の世界にも本当に行ってるんじゃないかってくらいミステリアスな人です。
普段Twitterで書いてることは分からないことが多いですが、時々心に響く言葉もツイートしてたりとかして
いつも楽しんでツイート見てます。
ということで、白髪の男性のモデルに使わせていただきました。
今回、かなり迷ったのが演説シーンです。
前回も書きましたが、チャップリンの「独裁者」のラストの演説シーンがYouTubeにアップされているので
それを見ました。6分くらいあったと思いますが、全く参考にはなりませんでした(^^::
それでどうしようかなと考えに考えた結果、あの内容になりました。
最初は挨拶程度にして、途中千尋がタクシーに乗るところがあります。
タクシーに運転手が乗って、千尋と会話をしていますが、22世紀なので無人にして音声だけ流れるっていうのも
考えていました。海外では無人タクシーが現実にありますからね。
テレビでもこの話題になると、事故が起きた場合、責任はどこがとるのっていう議論になりますが
いずれは日本でも無人タクシーができて、しばらくして事故が起こると思うんですよ(^^::
事故が起きたらこうなりますよっていうのはまだだいぶ先になると思いますが、22世紀はそういうルールも整備されてて
無人タクシーも運転手がいるタクシーもあると思うんですよね。
なので、ここではあえて運転手がいるタクシーにしてみました。
何でもAIに任せるっていうのは、個人的には危ないんじゃないかって思っています。
そのうちAIが世界を乗っ取って、ある映画作品みたいな世界が現実になるんじゃないかって思います。
その後再び演説シーンですが、ここでは白髪の男性の過去を交えながら今回の時間警察の不祥事を話しています。
首謀者Kがここで初めて出てきますが、もうちょっとこの首謀者Kと白髪の男性の攻防が書けたらもっと面白かったなと
後悔しています。でも、そこまで書くと話が長くなっちゃうしね・・・・・・・。
番外編で書いたら面白いかもしれないけど、すぐ書く気力は今のところはないです。
演説の後半は私が個人的に思っていることを書きました。
生きている間、技術がどんどんと進み、ものが大量にあふれて、情報も本物かフェイクか分からなくなっている時代。
それに比べて、人の心はどうなのでしょうか?
昔と比べて、幸せになっているのでしょうか?
私はそうは思いません。
むしろ人の心はだんだんと壊れていっているのではないかと思います。
コロナ禍で人と接することが薄れ、海外では戦争があちこちで起こり、ものの価格が暴騰し、生活が苦しくなっていく。
生活ができなくなり、犯罪に手を染める人が増え、貧困や差別が横行し、そこから憎しみや怒りが生まれている。
人々は自分の生活だけで精一杯になり、他人を思いやる余裕がなくなり、自分さえよければいい、自己中な人達が
多くなっている・・・・・・。
これは日本だけではなく、世界中がそうなっていると思っています。
毎日流れて来るニュースや、外に出ていろんな人を見ていると、上記の事を実感します。
でも、みんながみんな、上記のような人じゃないですよね。
なかには心優しい人達もいます。
大人よりも、小さな子供達の方が優しい心を持った人が多いように思います。
それはきっと両親がいい人なんでしょうね(^^)
それに比べて今の大人達は・・・・・と思います。
これ以上書くと「じゃお前はどうなんだ」って突っ込まれるのでこの辺で止めておきますが(^^::
最近はChatGPTが出て来て、ますます自分で考えることができない人が増えるんじゃないかって思います。
そのうち何かあるたびに「ChatGPTに聞いてみよう」ってなるんじゃないですかね。
自分で考えることができなくなると、そのうち人が人でなくなっていくんじゃないか?
動物以下になっていくんじゃないかとも思っています。
そのうちAIやロボットが台頭してきて、世界を乗っ取るんじゃないですかね?
また話がAIに戻ってるので本編に戻します。
演説後釈放された蒼太と千尋が再会を果たします。
キスシーン、一瞬入れようと思ったのですが、やっぱり止めました。
国時さんに邪魔されていい雰囲気が一瞬にして立ち消えとなりました。
私の今までの作品をみていればお決まりのパターンだとお分かりですね・・・・・。
次はラストのシーンですね。
十数年後、千尋は蒼太と結婚し、2人の子供と一緒に暮らしているひとコマ。
今までの話の映像を、子供のひかりが見ていたんですね。
このシーンは前から考えていて、最初は千尋はもっと年老いておばあちゃんっていう設定でした。
でもやっぱり設定に無理があるなと思って変えました。
でも、両親のなれそめの話を子供が映像で見ていたっていうのは両親からしてみれば
恥ずかしいですよね(^^::
今は写真と動画で、なれそめの話は両親に聞かなきゃ分かりませんけど、そのうち子供がこっそり
見られるような時代になるかもしれませんね・・・・・・。
4人が車に乗り、車が姿を消したところで話は終わりにしました。
今回も未来の話でした。
最近未来を扱う話が多いなと自分でも思うのですが、それはやっぱり今の時代が不安定と感じているので
未来が明るい方向に行けばいいなという思いで書いてます。
それ以前に扱う曲のイメージが大きいっていうのがあるのですが、いかがだったでしょうか。
中野テルヲさんの曲、今後も書きたい曲があるので、また機会があれば書きたいと思います。
次はいつになるのか全く分かりませんが(^^::
次回は短編です。
本当であれば4月に書く予定でしたが、風邪で体調不良だったため5月に変更しました。
3月に書いた病院が舞台の短編の続編ではないですが、病院が舞台になります。
現時点でまだ真っ白の状態なので、どうなるのか全く分かりません。
曲は既に決めてますが、どうなるのでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに。