炎の花 production notes



3月も今日で終わりですね。
1年のうち、もう3ヶ月が終わりました。早いですね。
そして昨日からすっかり気温が上がって、もう夏みたいに暑いです(^^::
また明日から気温が下がるみたいですが、このままだと7月は昨年みたいにまた暑いんじゃないかと
今から不安です。



さて、前回はアルマスとホーパスが森に入り、雨の中見つけた小屋の中で眠ってしまって終わりました。
今回はその続きからです。



まず先に今回のタイトル「炎の花」ですが、今回どんなタイトルにしようかと思いながら仮タイトルで「炎の花」に
していました。今回、炎の花を中心に話が展開していくのでそのまま「炎の花」にしました。
炎の花・・・・最初どんな描写というか、どういうふうに書こうかと考えましたが、あまり深く考えず
花の部分が炎になっていて、炎がついたり消えたりするといった感じにしようと、話を書いていくうちに思いました。
そしてその花は今回の舞台である村にしか咲かない、炎の神が宿っている花という設定にして、その花を巡って
他の村とトラブルを抱えているということにしました。



そして炎の花が咲いている村の人々は、ある民族を少しだけ参考にさせていただきました。
それはアイヌ民族です。
2月に「カムイのうた」という映画作品を観ました。人種差別という重たいテーマで内容もかなり辛いシーンが多かったですが
倭人(今の日本人)からアイヌに対する差別がひどすぎて、「アイヌに生まれただけでそんな酷い仕打ちをするんだ」って
憤りを感じました。
今もその差別が続いていて、アイヌであることを隠している人々もいるようです。
この作品は実在したアイヌの女性の短い人生を描いたもので、アイヌの事を全く知らなかったというか、アイヌという
言葉は聞いたことがある、北海道を中心に住んでいたというくらいしか知らなかったので、衝撃的でした。



そんなアイヌの人達は「自然界の全てのものに神(カムイ)が宿る」と考えています。
それを参考にしたのがリクのこの言葉。



「意思があるのは人だけじゃない。花や植物も、周りにある木々や山も・・・・それにこの池も、それぞれに意思というか、命が宿ってるんだ。
 この村に住んでいる人達はみんなそう思って、自然と接しているんだ」



花や植物は水がないと枯れてしまいますよね。
その水や池、海は雨が降らないとだんだんと水の量がなくなって、干上がってしまいますよね。
植物が枯れてなくなり、水がなくなった海や、枯れてしまった山ばかりだと、いずれは人間も生きていられなくなり死んでしまいます。
以前から地球温暖化だの、SDGSだの言われていますが・・・・・・・。
自然が破壊されてしまうと、いずれそのツケは人間に来るということです。



今回使っている平沢さんの曲「カムイミンタラ」は、今回の舞台である村のイメージというか、自然が多いところと、村人の考え方といった
ところで選んだといったところでしょうか。
今回歌詞については全く触れていません(^^::



今回はアイヌ民族を参考にしましたので、名前もそれらしい名前にするかどうか迷いました。
村長はそのまま村長にしましたが、リクやカイはあるサイトから適当にというか、それらしいものを選びました。
今回子供達や男性達がたくさん出てきていますが、全員名前をつけるわけにもいかないので(^^::
今回はアルマスと関わる人物だけ、名前をつけることにしました。



今回炎の花を巡る争いというか、トラブルというか。
そういったものに巻き込まれていくアルマスとホーパスを描いていますが
もうひとつ何か入れたいなと思い入れたのが後半のカイが出て来るところです。
カイの話は最近のあの話題が偶然出てきたので、それを参考にしたんだろうと思われると思いますが全く違います。
あの話題・・・・・大谷選手といえばもうお分かりだと思いますが(^^::
しかし連日のように取り上げるワイドショーはヒマなんですかね?もっと大事な話題はたくさんあるでしょうに・・・・。
個人的にはしばらくの間そっとしてあげて、野球に集中させてあげて欲しいですけどね。



カイの話を聞いて、本当なのかどうか確かめようとするアルマスとホーパス。
アルマスに何か考えがあるようですが・・・・といったところで今回は終わりです。



あと考えたのが、幽霊のホーパスの扱いですね。
幽霊なので、見慣れているアルマス以外はホーパスの姿は最初、気がつかないのでは?と思い
今回の話を最後まで書いた後、読み直して書き加えました。
それが最初の、リクがアルマスを起こして言い争っているシーンです。
途中でホーパスが割り込んでリクに話しかけるのですが、リクは気がつかずに「ここにはオレとお前しかいないんだぞ」と
アルマスに疑いの目を向けているんですよね。
そこに村長が入ってきて仲介するのですが、村長にはホーパスが見えていて、ホーパスに話しかけたり、ミルクを用意したり
するんですよね。
後半部分はいちいち同じようなことを書いてもしょうがないので割愛しています。



今回は最後をどうするか、なかなか決まっていなかったので終わりまで時間がかかりました。
次回は曲も最後どうするかも決まっていますが、長くなると思います。
もしかしたら書いているうちに最後の内容が変わるかもしれませんが(^^::
今回は静かな展開だったので、次回はもう少しアクロバティック?な展開にしたいなと思っています。



一方、サイトの方ですが最近アクセス数が少なくてですね(^^::
使っている曲がマニアックだからなのかは分かりませんが、とは言っても有名なお方ですからね(^^::
まだ最初だから展開的に静かなせいなのかもしれませんが・・・。
もう少しするとアクロバティックというか激しい展開になる予定なので、もうしばらく我慢?してください。
前回の長編は戦闘シーンとかがあったので「紙粘土で人形作ってどうこう・・・・」とか書いてたのがもう懐かしいですね(^^::
相変わらず戦闘シーンは時間かかるので苦手です。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに。