空に近い場所 production notes
6月に入り、関東もようやく梅雨入りしました。
梅雨入りした途端、大雨が降りましたが・・・雨の日は気温が少しだけ下がるので暑さが少しやわらいでいいですね。
湿度が高いのはどうしてもジメジメして嫌ですが(^^::
今回は6回目になります。
早いですね、もう書き始めて6回目になりました。
書き始め当初は20回の予定でしたけど、それ以上になる可能性はもう高くなってます。
前回の長編を抜きそうな気がします(^^::
30回も行きそうな気はしないんですけど・・・・もしかしたらそこまで行くかもしれません。
今回は前回とは舞台が変わり、ヒメルという国に入ったアルマスとホーパス。
前回までの国の名前のフラーマですが、これは完全に私のミスというか・・・すっかり書くタイミングを逃していました。
フラーマはスウェーデン語で炎という意味です。今回の国、ヒメルもスウェーデン語で空という意味です。
今回の長編に出てくる名前は主にスウェーデン語から取っています。
ちなみに前回の長編はフィンランド語をメインに名前をつけていました。
北欧の言葉から名前をつけているのが多いですね。北欧の言葉は素敵な言葉が多いので。
今回からヒメル編、空の国を舞台に話が展開されていきますが、当初は風の国にしようかなと考えていました。
風の国でアルマスはある人物と出会うのですが、その人物のキャラ設定が間に合わなかったので(^^::
空の国に変更となりました。
というのも風の国での展開もまだ全く考えていなくて、先に空の国での展開でネタが出て来てしまったので
それなら先に空の国を書いてしまおうかなと変更しました。
最初の予定から変更になりましたが、それはそれでなんとかなるものです。
今回の平沢進さんの曲は2曲。
前半は「上空初期値」、後半は「庭師KING」を使っています。
前半は最初からボスの家に着くまで、後半はそこから最後までと分けています。
「上空初期値」は前回本編を書いている最中に偶然YouTubeで動画を見つけて、聴いてみたら今回の話にはまったので
使う事になりました。というのも飛行機が出て来るというのは前回書いている時にはもう決めていたので、それに合う曲を
探してたんですね。
ちなみに「上空初期値」はアルバムでは「点呼する惑星」に入っています。
このアルバム、まだ全曲聴いてないんですよね(^^::
「上空初期値」の最初の歌詞で
飛べ王道の空 初期値
雲海の波 遠く立ち
束の間に現れるあの山へ
というところは、飛行機がボスが住んでいる山へ向かっているシーンが浮かんだので
そのまま使わせてもらいました。
その前にどうして飛行機に乗ることになったのかきっかけを作る必要があったので
アルマスとホーパスの行く手を阻む大きな滝を思いつき、そこに飛行機が来ることにして
そこで生死を分けるかもしれないというアクシデントを入れて・・・・と次々とネタが浮かびました。
ヒメルという空の国(実際は空に近い国ですが)なので、移動は飛行機をメインにしたかったというのと
飛行機が移動手段となると、理由付けが必要になるので山や谷が多いということにしました。
「上空初期値」は最初と途中にプロペラの音が入っているので、浮遊感と爽快感を感じられる曲で好きです。
梅雨のジメジメしていて鬱陶しい今の時期に聴くのにぴったりではないかと思います。
後半は「庭師KING」ですが、これは平沢ファンなら1度は聴いたことがあるくらいメジャーな曲です。
最初はこの曲は風の国で使いたかったのですが、予定変更とともに使う事になりました。
「庭師KING」なので庭の王様なのかな?と最初思いましたが、平沢さん本人は「働き者のこと」だとXか何かで
書いてありました。この曲も爽快感あふれる曲で、聴いていてすっきりします。
「働き者」=今回のボスをイメージした曲にしたいなと思い、使うことにしました。
でも今回はボスの働くシーンは書かなかったので、次回も使うことになるかもしれません。
というのもボスがどんな仕事をしてるのか、具体的な事を今回書いていないのですが、思いつかなかったというか
ふわっとした感じになっていて、まだこれにしようって固まってなかったんですよね。
最後の方でボスがアルマスに「火は使えるのか」と聞いてますが・・・・。
次回までには決めたいなとは思ってます。
今回はヒメル編の最初なので、いろいろ仕掛けようと思っていたのでいろいろと迷いました。
最初、時の女神を登場させようかと思いましたが、去った後から始めてもいいだろうと思い、今回は登場していません。
登場させてしまうと、よけいなことまでアルマスとの会話に入れてしまいそうなんで(^^::
あとかなり考えたのが、ボスの部屋ですね。
フランシスに案内されて入った美術品が陳列されている部屋ですが、美術品に興味がないボスが気に入っている金の象の彫刻。
どうして美術品が出てくるのかは次回以降分かってくるので書きませんが、ボスが気に入っている美術品を何にするか
かなり迷いました。
最初は金の飛行機にしようと思いましたが、次回以降の展開を考えるといろいろと不都合があるなと(^^::
なら動物の像か彫刻がいいんじゃないかと考えて、なら縁起のいい動物にしたいと思い、最終的に象になりました。
象はタイでは聖なる動物で、幸運、地位、強さを象徴しており、風水では安定、信頼、知性、忍耐力を意味し
鼻を上げている象は幸運を呼ぶとして、置物や彫刻がネットでも売られています。
他にも蛇とかうさぎとかも考えましたが、上記から象がいいんじゃないかと思いました。
今回、全体的にというか、ちらほらと泥棒という言葉が出てきていますが、次回以降出てきます。
今回の最後の方にアルマスが黒い影を見ていますが・・・・泥棒だったのでしょうか。
警察からもマークされているので、ヒメルでは頻繁に犯行が繰り返されているのかもしれません。
次回はもしかしたら泥棒とアルマスとの接触がある?かもしれません(^^::
今回のタイトルは最後に決めました。
「空に近い国」にしてもよかったのですが、今回はヒメルという国だということと、山の頂上にあるボスの家の
ことを表したかったので「空に近い場所」にしました。
タイトルはすんなり決まる時もありますが、今回のように最後まで決まらなかったりする時もあります。
最近は最後に決めることが多いですね。
2024年ももう半年が過ぎようとしていて、時が経つのは早いなとつくづく思うこの頃です。
次回の曲はもう決まっていますが、次回はついに核P-MODELからの曲になります。
先月のライブでも核P-MODELの曲を数曲やってくれましたが、その中に含まれている曲です。
どんな展開にするかは今から考えるので、どうなるかは自分でも全く分かりません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もまたお楽しみに。