闇からの救出 production notes
8月もあと数日で終わりですね。
毎日暑いですが、まだ夏は終わりそうにありませんね。
もしかしたら今年は10月まで暑いかもしれないとテレビで放送してました。
ここ数年、10月まで暑いので今年もそうなんだろうなと思っています。
今回は手短に本題に移ります。
前回から後半が始まりましたが、初回から波乱というか大変な展開になりました。
今回はその続きになります。
前回が終わった当時は、次回はホーパスがメインになるだろうと思っていましたが
いざ書いてみると、やっぱりアルマスを出さないと話が進まない(^^::
ということで、ホーパスとアルマスが交互に出て来るという展開になりました。
アルマスが出てこないと、死者の世界の様子とか、その中でアルマスがどうしていくのか
またホーパスが出て来るシーンでも、死者の世界を知っているキャラが出て来るので
やはりアルマスは出した方がいいなということにしました。
その死者の世界の雰囲気のある曲ということで選んだ平沢進さんの曲は「Zombi」です。
これはP-MODELの曲ですが、今回は昨年の平沢さんのライブ「HYBRID PHONON 2566」バージョンを使いました。
P-MODELオリジナルバージョンでもよかったのですが、アレンジは「HYBRID PHONON 2566」の方が
死者の世界の雰囲気に一番近かったのでね(^^::
暗くて不気味、だけど何かもの悲しくも聞こえる雰囲気と迫力のあるアレンジ。
そこに平沢さんの重みのある声が重なって、いい感じの曲になっています。
このアレンジ曲はYouTubeではyoutuberがカバーして歌っている動画が一番近いのかな。
P-MODELオリジナルの画像もありますが、歌がどうしても軽く感じてしまうんですよね(^^::
興味ある方は上記2曲を聴き比べてみてください。
「Zombi」を使ってますが、話の中ではゾンビは出てきません(^^::
それに近い人々は出てきますが。
この曲は最初から時の女神がホーパスを連れてある場所へ移動するところまでを使っています。
歌詞より曲の雰囲気で選んだ曲です。
ここで考えたのが、アルマスが落ちた死者の世界。
雰囲気が不気味なのはもちろんですが、そこにいる人々をどうするかは考えました。
地獄ではないのですが、地に近い場所という設定にしているので、人々も服や風貌が怖かったり、その世界なりの
ルールというか、落ちてきた人を裁判所に連れて行く兵隊がいるとかも書きながら考えました。
時の女神がホーパスと一緒に来た場所から2曲目に入ります。
P-MODELの「1778-1985」。
こちらも同じく「HYBRID PHONON 2566」バージョンです(^^::
曲はP-MODELのオリジナルと一見変わっていないようですが、歌詞が微妙に違うというね(^^::
この曲もカバーされているyoutuberさんがYouTubeに動画をアップしていますので、オリジナルと聞き比べしてみてください。
でも、まさかこの曲で書くとは思いませんでした(^^::
この曲も歌詞よりは曲を聴いてネタが浮かんできた感じです。
聴いていてなんとなくラップっぽい気がしますし、歌詞を聴いてみると意味不明な言葉だし(^^::
平沢さんが「Darlin,Darlin・・・・・」とシャウトしているのがまたいいですね(^^)
曲を聴いて浮かんできたのが、白くて大きな建物の中で同じような恰好をした女性達が右往左往しながら作業をこなしている。
その一方で、歌詞に目を向けてみると浮かんできたのは死者の世界で兵隊から逃げ回っているアルマスの姿。
限られた安全な場所の中で暮らしている人々に対し、いつ捕まって殺されるかもしれないという不安からなんとか逃げようとする
1人の少年(アルマス)をこの曲で表してみようと思いました。
そして、ここで前回予告していたある方をモデルにしたキャラが登場しました。
トールヴァルドという謎の男性ですね。
トールヴァルドも建物に住んでいるのですが、時の女神と他の同じような女神達の区別がつくように勝手に名前をつけたり
女神達の相談に乗ったり、いろいろやっているようです。
本当は最後の方で登場予定でしたが、ここで登場となりました。
平沢さんがモデルになってます(^^:: モデルにするのは今回で2回目です。
前回は今回の長編とは別の短編に出てますが、かなり暴走してしまい、短編が予定していたよりも長くなりました。
今回は控えめにしようとは思ってますがどうでしょうね(^^::
ここで時の女神の名前をティードに変更しています。今後他の女神が出て来るかもしれないので。
トールヴァルドはティードをサポートする役割ですが、ネコのホーパスをやたら可愛がったり
自分でいろいろと動いたりして、さっそくティードを困惑させてますね(^^::
でも仕事はできるので、ティードは何も言わず任せている感じです。
場所が変わり、誰かに捕まったアルマスが気がついて起き上がるところから最後までが
核P-MODELの「アンチモネシア」です。
最後どの曲にするかかなり迷いました。
2曲がP-MODELなので、いっそのことP-MODELで揃えようとしましたがうまくはいかず。
P-MODELの曲を数曲聴いて、歌詞も数曲見ていざ聴いてみるとイメージが違って却下というパターン多しで。
P-MODELの曲ってそういう曲が多いんです(^^::
曲と歌詞のイメージが全く別の曲が多く、歌詞も意味不明とか分かりにくかったりとかで(平沢ソロもそうなんですが)。
まあそこがよかったりするのもあるんですけどね。
「アンチモネシア」に決めたのは、この曲を聴いているうちに次回の曲が浮かんできてしまったからです。
次回の最初の曲と、そこから浮かんできたネタが出てきてしまったので「アンチモネシア」にしました。
この曲を聴いていると、なんとなく海のイメージが浮かんできます。
海の中をゆっくりと漂っている。安心してゆったりと身を任せられる。
先に話を読んだ方は次回の最初のあの場所は・・・・・・となんとなく浮かんできたかもしれません。
ここでアルマスの前に1人の男性が現れます。
その前のトールヴァルド達が出てきたシーンでアルフォンソという名前が出てきますが
アルフォンソという外見が怖そうな男性が現れます。
アルマスはアルフォンソを見て、外見で怖い兵隊だと思い、後ずさりするほど驚いてますが(^^::
それを見たアルフォンソがやれやれとため息をつきながら内面はそうでもないと否定するシーンで
もしかしたらピンと来た方がいるのではないでしょうか。
アルフォンソのモデルは元P-MODELの小西健司さんです(^^::
見た目はアルフォンソと同じスキンヘッド(今はモヒカンかもしれませんが)でサングラスをかけているおじさんです。
小西さんといえば関西弁ですが、最初アルフォンソにも関西弁をと思いましたが・・・・そうなると丸わかりなので
残念ですが止めました。
外見は怖そうだけれど、実は優しいって人、多いですよね。キレたら怖いかもしれませんが(^^::
アルフォンソの優しさに触れ、話をするアルマス。
死者と会える場所があると聞いたアルマスは、レオンに会えるかもしれないという期待を持ちながら
アルフォンソと部屋を出るところで、今回は終わりです。
その前のシーンでトールヴァルドがティードに話があると言って、ホーパスを置いて奥の部屋に移動するところも
気になりますよね。
次回はまたさらに大きな展開がある・・・・かもしれません。
今回のタイトル「闇からの救出」。
これは一番最後に考えました。
最初は「救出」だけにしていましたが、「影からの救出」だと何の影なのか気になる方がいるだろうと思うので却下。
死者の世界というのはどうしても暗いイメージがあるので、闇という言葉にして今回のタイトルにしました。
次回がもしかしたらこの後半のプロローグの最後かもしれません。
プロローグにしては長いですが(^^::
次回もある程度ネタは考えていますが、それなりに長くなりそうです。
今回は前回より短くしたいと思ってましたが、それほど変わらなくなってしまいました。
次回はそれよりも長くなるかもしれません(^^::
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もまたお楽しみに。